忘れたくても忘れられない日
それなのに思い出せといわんばかりに
今日も雨が降っている
彼女が好きだった雨

2年たってできるようになったこと
彼女の名前を口にすること
彼女の書いた記事を読めるようになったこと
彼女の思い出を話せるようになったこと

2年たっても出来ないこと
彼女の写真を見ること
彼女がいないことを認めること
その橋を目を開けて渡ること

痛みは少しづつ癒されて
自分の道を進むことも出来ている
だけど消し去れない感情を
ずっと抱えて生きていくんだろうな

長い髪が印象的だった彼女
同じように伸ばしていた髪を
ばっさり切ったあたし

あたしは彼女にはなれない
だけど違う角度から彼女のやり残したこと
彼女が見えなかったものを
経験していける

心の中で生き続ける彼女を
時々思い出しながらあたしは今日も前に進む

その時間
息ができないほど苦しくて
目を閉じるとあの日の映像やパソコンの画面
電話の音、途切れないメールの着信音
いろんなことが一気にフラッシュバックする

水をはねて走る車の音
今日は聞きたくないな。


彼女が星になった同じ時間

彼女もてがけていた仕事先から電話が入った

今日のこの日
あたしは彼女と同じ立場で仕事をしている
憧れていた彼女と同じ仕事
彼女と同じように先方から声がかかって
あたしはそれをこなしている

偶然なのか導かれたのかわからないけど
キレつつもこなしているのは
彼女を見ていたからなんだろうなと思う。

あたしに喪に服す余裕はないみたいだけど
そのほうが彼女も喜んでるのかもしれない
「立ち止まってる時間がもったいないよ」ってね


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やっとここに書いてもいいかなと思うことが出来ました。


2年たった今の感情です。



しばらく多忙につきお留守にしておりました

多分もう大丈夫かと思うのでまた書きます